あけましておめでとうございます!

あけましておめでとうございます!
本年も紫陽庵をどうぞよろしくお願いいたします!

 

・・・・・・と新年の挨拶も済んだところで、いつもの近況報告です。
外道神父氏と石神氏の報告にもあるとおり、現在、三人でリレー小説を執筆中です。
完成および公開がいつになるかは未定ですが、一応「乞うご期待!」ということで・・・・・・。
(どんな小説になるかは、"神のみぞ知る"ってやつですね)

 

さて、2018年の一発目のテーマは「日常の謎」です(唐突)。
※例によって、これ以降は私的趣味全開の内容になります。ご注意を※

 

日常生活のなかで起こる、ちょっとした事件。その真相を探る作品を「日常の謎」と呼びます。

(たとえ殺人事件が起こらなくても、ミステリのれっきとしたサブジャンルです)
それでは、作品をいくつかご紹介していきます。

 

1.「ぼくらの先生!」(短編集)/講談社 作者:はやみねかおる
ぼくが愛してやまない、はやみね先生の作品です。

今回紹介する5作のうち、3作ははやみね先生の作品です)

定年退職した小学校の元教師が教師時代を振り返り、当時の謎と再び向き合うというストーリーになっています。

探偵役である元教師の奥さんによって導き出される真相は、どれも心温まるものばかりです。

 

2.「僕と先輩のマジカル・ライフ」(短編集)/角川文庫 作者:はやみねかおる
これも日常の謎を扱った作品のなかで間違いなく傑作です。
「下宿に現れる幽霊の謎」や「学校のプールに出没するカッパの謎」など、本作で扱われる謎はどれも本当に魅力的!

ミステリとしてはもちろん、大学生が主人公の青春小説としても大変おもしろく読めます。

 

3.「少年名探偵 虹北恭助の冒険」(短編集)/講談社ノベルス 作者:はやみねかおる
この作品も、作者ははやみね先生です。

ぼくが初めて「虹北恭助シリーズ」を読んだのは、小学生の頃でした。

読み終えたあと、あまりのおもしろさに「この小説のなかで生きられたらいいのになあ!」と本気で願ったことを今でもはっきり憶えています。

 

4.「七つの海を照らす星」(短編集)/東京創元社 作者:七河迦南
第18回鮎川哲也賞受賞作です。

連作短編集の形式で、一見個々のエピソードが独立しているようでありながら、最後はすべての物語がひとつに繋がるという構成はまさに脱帽もの。

印象深い読後感を残す作品です。

 

5.「風ヶ丘五十円玉祭りの謎」(短編集)/創元推理文庫 作者:青崎有吾
高校生が主人公の学園ミステリです。
ロジックと伏線が丁寧に描かれていて、ミステリとしての完成度がとても高い作品です。

おまけに、個性的な登場人物たちのやりとりがまたとにかくおもしろい。

ライトノベル好きに勧めたい一冊です。
シリーズ作品なので、一作目の「体育館の殺人」(こちらは密室殺人を扱ったストレートな本格ミステリとなっています)から読んでみるのもいいかもしれません。

 

それでは今回はこのへんで失礼します。
では!